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それでも北朝鮮が怖い ? もっと怖いのは日本が戦争をする国になる事。【2017衆議院選】

攻撃意志なくても

それでも北朝鮮が怖い ? もっと怖いのは日本が戦争をする国になる事。

それでも北朝鮮が怖い ? 任せられるのは安倍さんだけ ?

自民党はいやだけど、それでも北朝鮮が怖いから、やっぱり任せられるのは安倍さんだけ、とお考えの人も多いかもしれません。確かに「日本上空をミサイルが通過」とか言われると、落ちて来たらどうしようと怖くなりますよね。

でもちょっと冷静に考えましよう。たしかに「日本の方角」に向かって撃ちましたが、「日本を狙って」撃ったわけではありません。まさか中国やロシアに向けて撃つわけにいかないから太平洋に撃つしかない。その方角にたまたま日本がある。日本「上空」と言っても、宇宙ステーションよりもはるかに高い宇宙空間です。万が一、部品などが落ちて来たとしても、大気圏で燃え尽きてしまいます。

そもそも北朝鮮は、日本と戦争する気があるのでしょうか。全くありません。北朝鮮は日本にとって脅威でも何でもありません。
北朝鮮とアメリカはかつて朝鮮戦争で戦いました。戦争は終わったわけではなく、単なる「休戦状態」です。戦争がまだ終わっていないのに、その交戦当事国が、自国付近で韓国と合同軍事演習をしている。これは、北朝鮮にとって怖いに違いない。しかし、北朝鮮はアメリカとの戦争を望んでいない。通常戦力ではアメリカと北朝鮮は、桁違いの戦力差です。もし戦争となればどうなるかくらい彼らも分かっています。だからこそ、むしろ彼らなりの理屈では「自衛のため」核兵器と長距離ミサイルを死にものぐるいで開発しているのです。アメリカが北朝鮮に攻め込んで来たら報復する能力があるぞ、と威嚇しているのです。彼らなりの理屈では、戦争を抑止するためにこそ、核とミサイルを開発している、というわけです。

「彼(金正恩氏)の長期的な目標は、米国と合意して韓国から米軍を撤退させることだ」(金正恩氏、米国との戦争を望んでない=米CIA高官)

もともと彼らが相手にしているのはアメリカだけです。北朝鮮が日本に言及しだしたのは、安保法制が成立し、自衛隊が米軍と共同行動をとるようになったころからです。安保法制は「抑止力を高める」どころか、かえって危機を呼び込みました。アメリカと共同行動をとらない国に攻撃する意志はない、と北朝鮮側も明言しています(国連加盟国、米の軍事行動に参加しない限り安全=北朝鮮)。

北朝鮮の脅威を煽るのは、外敵を作って国内の求心力を高め反対派を追いやる、支配者の常套手段です。

簡単なことだ。自分達が外国から攻撃されていると説明するだけでいい。そして、平和主義者については、彼らは愛国心がなく国家を危険に曝す人々だと公然と非難すればいいだけのことだ。この方法はどの国でも同じように通用するものだ。
ヘルマン・ゲーリング(ナチスの高官)

安保法制によって抑止力が高まるという説明は大ウソでした。その後事態はさらに悪化しました。外国の戦争に巻き込まれる事はないという説明も大ウソでした。米軍と行動をともにしている自衛隊が攻撃される可能性はさらに高まりました。偶発的衝突の可能性もあります。本格的な戦闘になれば在日米軍基地が攻撃されるという事態も起こりえます。米軍の下請けとして自衛隊を差し出すべきではありませんし、アメリカと共同歩調をとって「武力による威嚇」を行うべきではありません。

こちらの抑止力、自衛力は相手にとって脅威。相手の抑止力、自衛力はこちらにとって脅威。もう、この無限ループの憎悪と軍拡競争から抜け出すべきです。車を運転している時に煽られたら冷静になって無視するのが一番、と言います。こちらも煽り返せば事態は悪化するだけです(^ ^ ; 。日本は売られてもいないケンカを買うべきではありません。安倍総理は「国際社会と協力して」とよく言いますが、安倍氏にとっての国際社会とは「アメリカ」ただ一国の事に過ぎません。国際社会には様々な意見があります。当然ロシアやドイツのように「対話による解決しか道はない」と主張する国も多くあります。韓国は当然の事ながら武力行使に慎重です。安倍氏は、それらの国ともちゃんと協力できるのでしょうか。そもそも協力する意志があるのでしょうか。

北朝鮮の核・ミサイル開発は支持できませんが、世界最大の核保有国アメリカには、北朝鮮を非難する権利はありません。すべての核兵器を禁止すべき、という核禁止条約にたくさんの国連加盟国が賛同していますが、被爆国として「リーダーシップを発揮」すべき日本政府は交渉に不参加のまま。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞しても日本政府は談話すら出せませんでした」(ノーベル平和賞受賞のICAN国際運営委員・川崎哲氏、核兵器廃絶へ後ろ向きな日本政府を痛烈批判)。日本政府提案の、国連「核廃絶決議案」は北朝鮮の核開発は批難しても、核禁止条約には触れませんでした。恥ずかしい限りです。どうして、すべての核兵器を禁止すべきという立場に立てないのでしょう(【衆院選】北朝鮮に核放棄させる政党は?ノーベル平和賞受賞者に聞くリアルな外交)。

さて、選挙の話です。恐るべきアンケートがあります。このアンケート結果はもっと拡散されていいと思う(北朝鮮に米軍事力行使 自民39%が「支持」)。

武力行使を支持するか

なんと自民党候補のうち約4割が「米軍の軍事力行使を支持する」と答えたのです。維新にいたっては8割近く。希望でも2割以上が軍事力行使を支持すると答えました。与党やそのお仲間は、野党の事を「現実的でない」と揶揄して批難します。しかし、現実的でないのはどちらでしょうか。「軍事力行使」とは、殺し殺されるという事ですよ。相手が死ぬのはいい、こちらに被害がなければ、と思っているのでしようか。こちらに全く被害がないなどという事はあり得ません。ソウルは火の海となるでしょう。東京だってどうなるかわかりません。まさか、ピンポイントで相手を攻撃して一気に反撃能力も奪う、こちらは被害なし、なんて事を考えているとしたら、それこそ「平和ボケ」の「お花畑」です。戦争をリアルに想像できない非現実的発想です。この人たち「政治家」ですよね ? 勇ましいだけが取り柄のチンピラみたいですけど。政治家なら、それこそ「国(民)を守る」のが仕事、なんとしても軍事的衝突だけは避けるというのが役目のはずです。どうかこういう候補と政党には投票しないでいただきたい。命は大事です。

今回の選挙の争点は「日本が戦争できる国になってもいい ?」

前回記事で、「今回の選挙の第一の争点は、「もりかけ疑惑逃げ切り」「自己都合解散」を許すのかどうかだ」と書きました。もうひとつの大きな争点は、「日本が戦争できる国になってもいいのか」という点だと思います。

いよいよ憲法改正が、選挙の争点となりました。教育の無償化やら環境権やら地方分権は、「えさ」にすぎません。それらは何も憲法を改正しないとできない事ではありません。本丸は9条改悪と緊急事態条項(緊急事態対応)です。

9条も、現実に存在している自衛隊を憲法に書き込むだけという「現状追認」ではありません。安保法制とセットで、日本が堂々と普通の国なみに「戦争できる国」になってしまいます。9条を巡って国民や法律家の間に様々な意見があったからこそ、それが足かせとなって、自衛隊が海外で戦争する事はありませんでした(自衛隊はすでに「専守防衛」という枠から、質・量ともにはるかにはみ出していますが、それはさておき)。ほとんどすべての戦争が「自衛」の名の下に行われた事を考えると、「自衛のため」に軍隊を持つ、という規定を憲法に書き込めば、もはや何の歯止めにもなりません。自衛のためなら「敵基地攻撃能力を持つべき」という意見すらあります。

自民党にも安倍政治に反対する意見はあります。前回記事でもそのいくつかを紹介しました。今回もさらにいくつか、9条改正、自衛隊の海外派兵、安保法制に反対する自民党の長老の声を紹介しておきます。

世界の警察官・米軍の警察犬になるのか!新安保法制と戦後70年の課題 元自民党副総裁 山崎 拓

今度は自民党防衛族の元大物議員が安保法制批判!「安倍首相は軍国主義」「国策として誤り」

山崎拓、亀井静香ら4長老が反対表明 「大きな禍根を残す」

“安保”元自民党の重鎮ら安倍政権を批判

「もめ事があっても武力で解決しない」というのが、国内で300万人、アジア全体で2,000万人の犠牲の上に作られた日本国憲法前文と9条の精神です。時代が変わった、国際安全保障環境が変化したという言い訳は成り立ちません。今もし、中国や北朝鮮との間に「もめ事」があるとしたら(そんなものがあるかどうかはさて置き)、そういう時にこそ、憲法9条と前文の精神に従って行動すべきです。肝心の時にそれを放棄するのでは、多くの命と引き換えに得た「先人の教え」を無視し、戦争犠牲者を冒涜する事になります。

9条とセットで、9条改悪よりさらに怖いのが、緊急事態条項(緊急事態対応)です。自衛隊を憲法に書き込んだだけでは、戦争をやる上で不十分だと政府与党は考えています。戦争に反対する人たちを取り締まり、国会での野党との議論など無視できる体制が必要です。これまでも自民党は、秘密保護法や共謀罪法などを強行可決してきました。その仕上げが、緊急事態条項(緊急事態対応)です。災害対応などとごまかしていますが、むしろ災害時には緊急事態条項などかえって不要という意見も多くあります。

緊急事態条項が憲法に書き込まれれば、内閣総理大臣ただ一人の判断で、内閣に独裁的権限が与えられます(閣議の決定や国会の承認が必要という規定を盛り込んだとしても、議院内閣制の下では、それを否決する可能性は極めて低い)。内閣に立法権を与え(内閣が法律と同じ効力を持つ政令を作ることができる)、予算審議なしに財政上必要な支出を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。国民にも国の指示通りにしろと命令でき、当然基本的人権は制限される。もう完全にファシズム、独裁です。

9条改悪は、すでに強行可決された秘密保護法や共謀罪法、安保法制、そしてこの緊急事態条項(緊急事態対応)とセットで、日本を戦争のできる国にしてしまいます。内閣に独裁的権限を与え、国民の反対を押さえ込んで、戦争遂行をより容易に行おうとしています。

日本が戦争のできる国になって、国民がそれに反対する事もできない国になってもいいですか。今回の選挙はその事が問われています。緊急事態条項には、国会議員の任期延長も含まれています。もし与党が多数派となれば、しばらくの間(永久に ? )選挙をしなくて済みます。与党多数という国会の構成が改められるチャンスはなくなります。最悪の場合、今回の選挙が、曲がりなりにも一応民主的な制度の下での最後の選挙になるかもしれません。

安倍自民は、選挙政策で改憲に触れているものの、街頭演説などではこの問題にほとんど触れていません。憲法改正が国民の支持を得られない事を自覚しているようです。しかし、もし選挙で多数派ともなれば、白紙委任されたかのようにやりたい放題振る舞うのは目に見えています。これまでもそうでしたから。

投票に行きましょう。自民党支持者も無党派の方も、「日本が戦争できる国になるのはいやだ」と思われる方は、憲法改正に反対している政党と候補者に投票して下さいm(__)m。立憲民主党は、憲法改正議論は否定しない立場ですが、安倍政権下での9条改正には反対です。棄権や白紙は、現状追認、結果的に与党に有利です。この選挙を、まともだった最後の選挙にしないために。次の世代に平和な日本を受け渡すために。

各党比較

【関連記事・憲法改正問題】
9条改憲賛成という人にこそ知ってほしい、もはや憲法とは言えない自民改憲案の中身。たった一人の判断ですべてをチャラにできる緊急事態条項。
改憲こそが選挙の最大争点。緊急事態条項で日本はアウト。争点隠しするも本音発掘される。
【続編】安倍自民とナチスはそっくり。改正99条が現憲法9条も議会制民主主義も地方自治、基本的人権も破壊する。その2。
安倍自民とナチスはそっくり。報ステが渾身の「緊急事態条項」特集。改正99条が現憲法9条も議会制民主主義も地方自治、基本的人権も破壊する。
報ステが「9条押しつけ論」に反論。憲法制定過程に関する動画・資料を集めてみた。9条だけじゃない、25条生存権も日本側のオリジナル。
「押しつけ憲法論」のでたらめ – 自民党改憲漫画パンフがひどすぎる

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小池百合子はこんな政治家。新党「希望の党」は反自民の旗手か。

希望の党立ち上げ
 9月25日、小池百合子東京都知事は、都内で会見し、新党「希望の党」の立ち上げを発表した。同党の代表に就任するが、都知事としての職務は継続する意向を示した。写真は都庁で撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

小池百合子氏の新党「希望の党」の話題がメディアジャックしている。解散の大義も、もりかけ疑惑も、北朝鮮も吹き飛ばす勢いだ。小池百合子氏の政治理念はどこにあるのか。「希望の党」は野党なのか。反自民の旗手なのか。

小池百合子氏はAI独裁体質。

小池百合子氏の行動パターンは独断専行、独断体質だ。

新党立ち上げ
「(これまでの経過を)リセットいたしまして、私自身が立ち上げる」
国政政党「希望の党」 小池都知事自ら代表

都民ファースト代表交代
小池氏から野田氏への交代は二人で、荒木氏への交代は3人で決めた。この交代劇には、所属都議からも異論が出た。
「都民ファ」また突然の代表交代 所属都議「青天の霹靂」「メールが一本届いたのみ」
都民ファーストまた代表交代

豊洲移転
「人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということ」
小池知事の「人工知能、つまり私」発言にネット困惑
小池都知事の「AI(人工知能)」発言のブラックさとは?

問題なのは、これらの独断専行を小池氏自身が、「例外的なやむを得ない措置」とは考えておらず、新党立ち上げを自分の手でと会見した時などには、むしろそれが「強いリーダーの当然の判断」と言わんばかりだった。彼女の頭の中には、民主的手続きと言う概念はないらしい。

小池百合子氏の政治理念。

今回の新党立ち上げで、リベラル色を打ち出して印象操作をしているが、もともとの小池氏の政治理念はどこにあるのか。このブログでも「これでも小池百合子を支持しますか ?。」などで触れて来たが、改めて確認しておきたい。まずは、それほど昔の話ではない2014年の衆議院選 小池百合子候補のアンケート回答。
・憲法9条の改正に賛成
・集団的自衛権の行使に賛成
・「アベノミクス」を評価
・原発は日本に必要
・靖国神社に首相が参拝すること 問題ない
・「村山談話」「河野談話」ヘイトスピーチ規制 いずれも無回答
・特定秘密保護法 必要
・カジノの解禁に賛成 などなど
第47回衆院選 東京10区 小池百合子

画像 ↓ をクリックすると拡大して読めます。
小池氏アンケート

原発問題・核問題
原発ゼロが今回の新党の目玉政策のようだが、これはかなり選挙目当てのリップサービスで、小池氏の本心とはかなり異なる。上記「2014年衆議院選アンケート」でも原発は必要と答えている他、東京電力福島第1原発事故直後に、「稼働中の原発は安全性を総点検した上で運転を続けていいと思います」と発言していた(これが小池百合子氏の発言)。都知事になってからも、東京都は東電の株主なので東電のものを言える立場にありながら何の行動も起こしていない(小池新党「希望の党」が掲げる「原発ゼロ」が20000%大嘘である3つの理由)。

9月28日の記者会見で小池氏は「原発ゼロ」についてかなり微妙なニュアンスで説明した。「2030年までに原発ゼロにするためには行程をどうすればいいか、検討する」という発言だった。はっきりと「原発ゼロにする」という発言ではなかった。この歯切れの悪さは民進=連合の支援欲しさの、しがらみ忖度か。

また、小池氏は核武装論者でもある。
今は削除されてしまったが(都知事選の際その発言を指摘され「捏造」だと開き直ったが捏造ではない)、自身の公式サイトに「日本有事3つのシナリオ」というタイトルの対談記事を乗せていた。その中ではっきりと、「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうる」と発言している。そのページが削除されているので「魚拓」を掲載しておく。2003年の衆議院選アンケートでは核武装を「国際情勢によっては検討すべきだ」と回答している(安倍政権の閣僚ら「核武装検討」 8人連なる)。都知事選で「非核都市宣言はしたしません。明確にそれを申し上げます」 と発言したのは記憶に新しい。

核武装容認発言

憲法問題・民主主義・在日外国人の権利
小池氏は憲法改正論者でもある。

本日、サンフランシスコ講和条約発効日である4月28日を主権回復記念日として祝日とする議員立法を総務会で承認し、衆議院に提出いたしました。祝日が多すぎるというなら、借り物の憲法記念日5月3日を祝日から外します。

「憲法改正しなければならないし、改正すれば現在の憲法記念日を廃止できる」
https://twitter.com/Bulldog_noh8/status/758091730675609600/video/1

小池知事は、これまで歴代知事が慣例的に行って来た、今年9月1日の「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」に都知事名で追悼文を送ることを見送った。「小池知事は同日の記者会見で虐殺事件についての認識を問われ、「全ての方々への哀悼の意を述べさせていただくという気持ちには変わりない」とした上で、「(虐殺の事実は)歴史家がひもとくものではないかと思っている」と述べた。」(関東大震災 朝鮮人犠牲者を追悼 小池都知事を批判 東京)
小池氏は過去にも、朝鮮人学校無償化に反対している。(それだけでなく組合の強い高校にも難癖を付けている)

『朝鮮学校の無償化、首相「法案成立後に判断」』(朝日) それはないでしょ!! 絶対反対! 反日教育を進めている北教組の傘下にある北海道の高校も同類。

庶民の生活
小池氏は、公助より自助努力・自己責任というバリバリの新自由主義の(元)自民党政治家でもある。自身の公式サイト コムネット46号 「自助、共助、公助…順序と比率が重要」ではこう述べていた(このページも現在削除されている)。「自民党の進める政策は、「自ら努力する人を、国が応援する」ことが基本です。子育ても、一義的には家庭でなされるべきものと考えます。自助の精神です」

繰り返される新党立ち上げ、政界再編の離合集散と劇場型政治。

1976年の新自由クラブ以降だろうか、ここ数十年、いくつもの政党ができては消えていった。「日本新党(1992年結成)」以降は特に激しい。その都度、それを何か新しい改革のうねりかのようにメディアは伝えてきた。小池氏自身、日本新党⇒新進党⇒自由党⇒保守党⇒保守クラブ⇒自由民主党と渡り歩き現在都民ファーストの会、希望の党。

2001年4月の自民党総裁選で小泉純一郎氏は「自民党をぶっ潰す」と発言した。自分が所属する政党を自分でぶっつぶすという意味不明な野党的改革派的印象操作のレトリックだった(正確には一応、自民党が「小泉改革に反対するようならば」という付きだったが)。マスメディアが共犯者となって小泉旋風が起こった。橋下維新の大ブームもメディアが作った現象と言っていいだろう。

もう同じ事を何度繰り返すのか。小泉劇場も橋下維新もそうだった。また騙されるの ? こんどは小池劇場に騙されるのか。「選挙戦を前に既成勢力を「敵」に見立てて、自らを改革勢力に位置付けるのは東京都議選でも繰り返された小池氏お得意の手法だ」(小池新党結成 衝撃 選挙の構図、激変)

フランス人記者から見た「新党が次々誕生するのは「新発売好き」だから」という指摘が的を得ているかもしれない(フランス人記者が見た「解散」。安倍首相はコンビニの経営者みたい ←このインタビューは新党問題以外のテーマでも外国人ならではの視点が面白い)。

いろいろときれいごとを言っても結局は「どの風に乗れば当選できるか」が最優先されているとしか思えない。民主党結成時に社会党(社民党)の半分は浮き足立って合流した。こんどは民進党議員が浮き足立って希望に合流しようとしている(現時点で情報が錯綜していて詳細は不明だが合流 ? 吸収 ? そのものは確実なようだ)。結果、対決軸がどんどん右へズレてきた。

新党「希望の党」は、立憲野党の旗手か。

新党「希望の党」結成時に発表された綱領はあまりに抽象的すぎる(希望の党綱領全文)。

一応綱領には「我が党は、立憲主義と民主主義に立脚し」と書かれているが、はたしてそうだろうか。ここに書いて来た小池氏のこれまでの行動や発言を見ているとそれは単なる選挙目当てのカモフラージュに過ぎない。また、中心メンバーに、自民離党組や極右政党こころの議員が参加している事でも明白だろう。「寛容な改革保守政党目指す」という発言にも留意しておきたい。このブログでは何度も書いて来たが、ファシストほど、自らを「改革派」として印象づける。

小池氏は、民進党吸収にあたって、「安全保障と憲法への姿勢重視」と述べた(希望への参加条件、安全保障と憲法への姿勢重視 小池氏)。要するに参加を希望する民進党議員に対して「安保法制賛成」「憲法改正賛成」の踏み絵を踏ませるわけだ。憲法改正については、何でもいいから憲法を改正したいという安倍総理の姿勢を批判してみせたが、「9条改正も改憲論議のポイントの一つとしつつ、「地方分権なども十分に盛り込まれていない」と述べ、9条に限らない議論が必要との考えを示した」。つまり、9条改正もやるし、それ以外の緊急事態条項なども含む憲法改正を目指している。小池氏は「憲法問題は、自民党で議論されている流れでよろしいかと思う」と述べた事もある(<明日を託せるのは誰> (10)憲法)明白な改憲派である。

日本は、自民と希望の保守二大政党制・翼賛政治になって、野党は共産・民進だけになるのであろうか。自民・希望・公明・維新の改憲勢力が2/3を占めるのであろうか。それだけは阻止しなければならない。選挙の争点・対決軸は「自民 VS 希望」ではない。

トップの画像はニューズウィーク「小池都知事、新党「希望の党」代表に 衆院選へ全国規模で候補者擁立」からお借りしました。


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一体いつの時代の話だよ。権力者に親しければ便宜を図られ、逆らうものは社会的に抹殺される、美しい国ニッポン。加計学園疑獄はその象徴。

前川前次官記者会見

権力者が政治と国家財産を私物化し権力者に親しいものには便宜を供与し、公平公正であるべき行政をゆがめている。韓国と同じ問題、しかし対応は韓国以下。

5月30日の参議院法務委員会で安倍首相は加計学園問題に関する質問に対して「国家戦略特区全般において岩盤規制を破っていかなければいけない。既得権を持つ団体もあるし、そこに権限を持つ役所もあり、そこに挑んでいくのが安倍内閣の役割だ」と述べた。相変わらず質問には答えず、自分の言いたいことだけを言うトンチンカンな答弁で、「文科省が抵抗勢力で、自分は改革派だ」という「印象操作」「レッテル張り」を行った。

メディアでも、この問題で岩盤規制とか、政治主導とか、官邸VS官僚とかが事の本質であるという解説やコメントが多数あるが、それは事の本質ではない。
権力者が政治と国家財産を私物化し権力者に親しいものには便宜を供与し、公平公正であるべき行政をゆがめた事が問題。まるで韓国と同じである。しかし韓国では大統領が弾劾され罷免されたが、日本では政権幹部は開き直っている。日本では、国民の財産である情報までも隠匿し私物化している。これが「美しい国」の実態だ。

しかも、政権に歯向かうものは、私人であるにもかかわらず人格攻撃を受ける。その点も含め、森友学園問題と加計学園問題は、実によく似ている。そして、森友学園も加計学園も氷山の一角かもしれない(<http://light-shade.net/post-2079)。

森友・加計疑獄

画像は、東京新聞政治部さんのツイッターからお借りしました。

余談だが、森友学園の籠池氏も当時日本会議メンバーであったが、加計学園獣医学部を受け入れた愛媛県今治市の市長も日本会議である。

前文部科学省事務次官前川喜平氏の勇気ある告発。これこそ公務員のあるべき姿。

加計学園問題が動いたのは、前川前次官が勇気ある告発を行ったからだ。前川氏は朝日新聞、「週刊文春」のインタビューに応え、また記者会見を行って「総理の意向だ」「官邸の最高レベルがいっている」と記された文書が本物であると証言し、「あったものをなかったことにはできない」と発言した。「極めて薄弱な根拠のもとで規制緩和が行われた。また、そのことによって、公正公平であるべき行政がゆがめられたと私は認識しています」と述べた。

こちら↑は、フルバージョン 1時間13分

こちら↑は、ANNニュース 約5分

「総理のご意向文書は本物」文春の前次官証言報道で新聞・テレビが一斉取材へ! 一方、官邸は「口封じ逮捕」で恫喝

前川氏会見詳報(1) 「あったことをなかったことにはできない」

前川氏会見詳報(2) “総理の意向”「対応に苦慮した」

前川氏会見詳報(3) 「行政ゆがめられた」 証人喚問“参ります”

加計文書、前次官が感じた圧力 「黒を白にしろと」

加計学園問題 前川前次官が会見で暴露した「疑惑の核心」

加計学園問題の新展開「前川前次官発言」はここに注目!

公務員は官邸のために仕事をするのか、国民のために仕事をするのか。「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と定めた憲法の規定から考えて、これこそ公務員のあるべき姿だ。そうは言ってもその姿勢を貫く事によって、政権側から、また一部の心ない人々によって様々な圧力がかかる事もあるだろう。それを覚悟の証言にたくさんの賞賛の声が上がった。

「前川前次官の辞任 = 天下り処罰」と加計学園認可ごり押しはリンクしていた。前川氏が辞任にしたまさにその日に、邪魔者がいなくなったとばかりに認可。

天下り処罰も加計認可反対派の一掃が目的という記事を要約引用しておく。

昨年秋ごろ、当時文科省事務次官だった前川喜平氏が官邸の首相補佐官(和泉氏)に呼ばれ、加計学園の獣医学部開学に向けて“手続きを急げ”と圧力をかけられていたというのだ。
今回の報道は、同時期に官邸が直接、文科省に圧力をかけていたことを示す。
和泉氏は旧建設省出身で、現在は政府が名護市辺野古で進めている埋め立て工事で省庁を統括している人物であり、新国立競技場の“やり直しコンペ”を仕切ったのも和泉首相補佐官だといわれる。

加計学園の獣医学部新設には強硬に異を唱えていた吉田大輔高等教育局の首を安倍官邸が、挿げ替えたとも言われている

組織的な関与によって吉田大輔・前高等教育局長の再就職先のあっせんが横行していたことがわかり、事務次官だった前川氏は引責辞任した。

この天下り問題の端緒となったのは、新聞や週刊誌のスクープではなく、内閣府の再就職等監視委員会の調査だった。
それを1月18日のNHKが報じ、同日午前の会見では菅官房長官が「実際に報道の通りの事案が行われていたとすれば極めて遺憾」と踏み込んで発言。

翌日には官邸幹部が前川氏の責任を問い「けりをつけなければならない」と述べ(朝日新聞1月19日付)、20日付けで前川氏は退任した。

ここから先はLiteraの記事では触れられていないが、1月20日 国家戦略諮問会議で今治の区域計画を内閣総理大臣が認定した。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO11949260Q7A120C1LC0000/
http://www.ous.ac.jp/up_load_files/press/130_file.pdf
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-13/2017031301_01_1.html
・一部で翌21日という情報もあるが20日が正しいようだ。加計学園のプレスリリースが20日としているので間違いないだろう。

確かに天下りは許されない事だが、なぜ全省庁対象ではなく文科省だけなのか、という違和感があった。

霞が関の常識では、文科省の天下りなど「かわいい」ものだ。大学の事務局長くらいになっても、年収は現職時代とそれほど変わらない。2000万円にもならないケースも多い。それに比べて、財務省、経済産業省などの幹部は、一流大企業などに天下りして年収5000万円というケースも珍しくない。本来は、そうした天下りにメスを入れるべきなのに、安倍政権は、大手省庁と戦うと政権が危ないからと弱小官庁の文科省をやり玉に挙げて、いかにも安倍政権が天下りに厳しいという宣伝に使った。

古賀茂明「前川・前文科事務次官の乱は“平成の忠臣蔵” 大石内蔵助の登場は?」

“手続きを急げ”と圧力をかけられたという点に関して、補足しておくと、5/30前川氏は総理大臣補佐官から「総理は自分の口からは言えないから私が代わりに言う」などといわれたとコメントを出した。

“首相補佐官に手続き急ぐよう要求された” 前次官がコメント

前次官「補佐官の焦り感じた」 度重なる働きかけを証言

「総理は言えないから私が」と首相補佐官が…前次官証言

やはり始まった私人への人格攻撃。だが、政権側と前川氏の人格の差を見せつけただけの逆効果となった。

森友事件の際も籠池氏は嘘つきだという「印象操作」と「レッテル張り」が行われたが、前川氏に対しても人格攻撃が行われた。読売新聞が5月22日、「前川前次官 出会い系バー通い」と報じた。前川氏の会見後は、菅官房長官が執拗にこの件で一私人への人格攻撃を行った。籠池氏の場合と同じく、こんな人物のいう事が信用できますか、と言わんばかりに。しかし、どのような人物であろうと、それとこれとは別問題である。

「在職中、売春や援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者への取材でわかった。教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ」

辞任の前川・前文科次官、出会い系バーに出入り : 社会 : 読売新聞 …←なぜか読売のこの記事はネット上からはすでに削除されている
NEWSポストセプンのミラー

ひとつだけ最初にはっきりさせておきたい。出会い系バーが売春や援助交際の交渉の場になる事があっても、そこで性的サービスが行われる風俗店ではない。従って、出会い系バーに出入りしても違法ではないだけでなく「やましいこと」ですらない。前川氏も出会い系バーに出入りしていた事を認めている。なぜ前川氏は出会い系バーに出入りしたのか。

「出会い系バーはテレビのドキュメンタリー番組で知った。経済的に困窮した女性が朝まで居場所代わりに使ったり、そこで見つけた男性客に体を売ってお金を稼いだりしている実態は衝撃的だった。実際に生の声を聞きたくて足を運び始めた」

多いときは週に1度のペースで店に通い、女性たちの身の上話に耳を傾けた。女性たちの多くが、両親の離婚や学校の中退を経験していることを知った。

「この状態を何とかしなければという思いは、仕事の姿勢にも影響した。高校無償化や大学の給付型奨学金などに積極的に取り組んだ。私は貧困問題が日本の一番の問題だと思っている」

前川さんは辞任後、二つの夜間中学校の先生、子どもの貧困・中退対策として土曜日に学習支援を行う団体の先生として、三つのボランティア活動をしている。

前川喜平はウソつきか? インタビューで答えた“総理と加計の関係”

やましい事ではないからこそ、読売が報道する前から、出会い系バーに出入りしている事を周囲の人に話している。

「昔生活保護を受けていた女性との会話の中で「僕も貧困の話に興味を持ってバーに行ったりしているんだよ」と、読売新聞に記事が出る前に言っていた。(出会い系バーに貧困調査で行ったというのは)前川さんの言うとおりだと思う」

同じ動画だがこちらの方がやや長い
https://twitter.com/3SC5vunUPhy5Env/status/868846736449589248/video/1

「女性の貧困」「若者の貧困」は少し前から取り上げられるようになった。ジャーナリストなどが実態を「現場」で取材したからだ。ジャーナリストは「現場」に行ってもいいが、官僚が「現場」に行くのはダメなのか。出入りする事自体が問題視されるなら、ジャーナリストもNPOも仕事成り立たない。

文科省の役人が働きながら学ぶ人たちの実態を知りたくて夜間中学へ行くのはOKで、出会い系バーに行くのはNGなのか。

菅氏は「貧困調査なら出入りは1回か2回ではないか」と発言した。バカか。だからお役所仕事だといわれるのだ。

同じ「出会い系バー」という事象を前にして、前川氏と菅官房長官がいかに異なった地平からそれを見ているのか。前川氏は、そこに「女性の貧困」「若者の貧困」を見た。菅カルトは相手を貶めるための、非合法ないかがわしいものというイメージしか見えなかった。菅カルトが人格攻撃をすればするほど、前川氏と菅カルトでは、人としての格も志も格段に違いすぎると言う事を証明する事になった。自らがゲスの極みである事を証明しただけだった。

政権に歯向かうものは社会的に抹殺されるというファシズム国家に日本は成り下がってしまった。もはや法の下の平等も個人の権利も乱暴に踏みにじられている。官邸の言動は名誉毀損などの犯罪レベルだ。政権に目をつけられたら監視され、でっち上げで人格攻撃される。こんな恣意的判断ばかりの政権に「共謀罪」法など与えてしまったらどうなるのか。

救いに思えるのは、こうした状況の中で、前川氏の人となりを知る人たちが発言し、それが一気にSNSで広がった事だ。市民の側も黙ってはいなかった。

まず、前川氏の人柄を示す、退任時に全職員へ宛てたメールがネットで広がった。
「気は優しくて力持ちの文科省に」次官、全職員へメール

退任後に参加しているボランティア関係者の証言も広まった。

新幹線に乗って、毎週来てくれます。夜間中学で高齢者の方が新聞を読む手伝いをしたり、連休にもかかわらず憲法記念日には、資料を準備して憲法のお話をしてくれたりしました

前川喜平はウソつきか? インタビューで答えた“総理と加計の関係”

講演では、文部科学省の前川喜平事務次官が公立夜間中学の設置促進に向け、昨年12月に議員立法で成立した教育機会確保法や教育を受ける権利の重要性などを説明した。

福島 夜間中学に理解を「公立」設置訴える

辞任前、昨年秋の埼玉に夜間中学を作る会での前川事務次官の講演。「来年は恐らく辞めてる。これが最後です。自分は異端で組織に馴染めず、居心地が悪い。憲法26条を守りたい」

前川前事務次官が3つ掛け持ちしているというボランティアのうちのひとつ。長くなるので一部引用にとどめるが、これはぜひ全文を読んでいただきたい。読みながら、少し、ウルッと来た(^_^;)

実は、前川氏は、文部科学省をお辞めになった後、私が運営するNPO法人キッズドアで、低所得の子どもたちのためにボランティアをしてくださっていた。素性を明かさずに、一般の学生や社会人と同じようにHPからボランティア説明会に申し込み、その後ボランティア活動にも参加してくださっていた。

担当スタッフに聞くと、説明会や研修でも非常に熱心な態度で、ボランティア活動でも生徒たちに一生懸命に教えてくださっているそうだ。

「登録しているボランティアの中で唯一、2017年度全ての学習会に参加すると○をつけてくださっていて、本当に頼りになるいい人です。」

と、担当スタッフは今回の騒動を大変心配している。年間20回の活動に必ず参加すると意思表明し、実際に現場に足を運ぶことは、生半可な思いではできない。

(中略)

自分たちの都合のいいように、事実を捻じ曲げる。

大人は嘘をつく。

自分を守るためには、嘘をついてもいい。正直者はバカを見る。

子どもの頃から、こんなことを見せられて、「正義」や「勇気」のタネを持った日本の子どもたちは本当に、本当にがっかりしている。何を信じればいいのか、本当にわからない。

小さなうちから、本音と建前を使い分け、空気を読むことに神経を尖らせなければならない社会を作っているのは、私たち大人だ。

「あったものをなかったものにできない。」

前川氏が、自分には何の得もなく逆に大きなリスクがあり、さらに自分の家族やお世話になった大臣や副大臣、文部科学省の後輩たちに迷惑をかけると分かった上で、それでもこの記者会見をしたのは、

「正義はある」

ということを、子どもたちに見せたかったのではないだろうか?

「あったものをなかったものにはできない。」

そうなんだ、嘘をつかなくていいんだ、正しいものは正しいと、間違っているものは間違っていると、多くの人を敵に回しても、自分の意見をはっきりと言っていいんだ。

子どもたちとって、これほど心強いことはない。

「正義」や「勇気」のタネを自分の心に蒔いて、しっかりと育てていいんだ。

どれほど心強いだろう。

「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気

・出会い系バーで前川氏のお相手をした女性が取材に応じているらしい。6月1日発売の「週刊文春」で記事が載るとの情報。楽しみである。

【週刊文春 目次】【「加計スキャンダル」2大爆弾告白】<前川文科省前事務次官>、<出会い系バー相手女性>/2017年6月8日号 (6月1日 発売)「私は前川さんに救われたのです」

政権に近いか反対側にいるのかで恣意的判断がなされる。平等も公平公正も投げ捨て、前近代的社会になった美しい国ニッポン。

繰り返しになるが、今この国では、平等も公平公正も適正な手続き手続きも投げ捨てて権力に近いものには便宜が図られる。歯向かうものには、相手を陥れるため人格攻撃がなされ、監視される。沖縄の辺野古高江で見るように、場合によっては微罪やでっち上げで逮捕され長期拘置される。自分たちに都合の悪い捜査はストップさせたという疑惑も出てきた(山口レイプもみ消し事件)。

さらに、自分たちに不利な事柄には、国権の最高機関である国会でも答えない、話をそらす、資料はないと言い張る、探す気もない、出てきた資料は「怪文書」だと取り合わない。これほど国民・有権者とその代表である国会議員をバカにした話はない。情報もまた、本来国民の共有財産である。

(1)昭恵夫人を名誉校長に担げば、森友のような極右学校にタダ同然の値段で国有地が払い下げられ、(2)安倍の「腹心の友」の加計学園のためなら行政の公平性が歪められ、そのことを告発する元トップ官僚を社会的に抹殺しようとし明らかな証拠を「怪文書」として官邸が葬り去ろうとし、(3)レイプ事件を起こしても、安倍の太鼓持ちならば警察がなかったことにしてもみ消し、被害者が顔と実名を出して戦わないとならない。
安倍政権下の公権力や公共財の私物化は、ありえないレベルですよね。そしてすべて隠蔽して逃げ切ろうとしている。これってありえないよね、安倍政権のやりたい放題が目に余るよね、って職場や居酒屋でどんどん口に出して、「王様は裸だ」って言っていいんだよ、って、まだ政権批判を躊躇している人たちに知らせませんか。

中野 晃一氏のfacebook投稿

前川氏は、国会に証人として呼ばれるなら出ると発言している。拒否する理由などない。むしろ、政権側は、前川氏が嘘をついていると言うなら、偽証罪に問われる証人喚問で前川氏の証言の矛盾点を突けばよいではないか。籠池氏を呼んでなぜ前川氏は呼べないのか。

前川氏だけではない、むしろ、この件に関与したとされる内閣補佐官、内閣参与(文科官僚OBで加計学園理事)ら加計学園疑獄関係者全員、森友学園の関係者全員の証人喚問が実現するまで、国会はすべての審議をストップすべきである。

・トップの画像は朝日新聞映像報道部「加計学園問題」あの会見現場で起きていたこと…「熱気」がカメラに乗り移る 「暑かった」「地獄だな」 (Livedoor News)からお借りしました。
記者会見で前川氏が大量の汗をかいていた事をとらえてチマチマとした印象操作をしたメディアやコメンテーターがいるようですが、事実は単に「カメラのレンズが曇るほど蒸し暑かった」という事です。

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【資料】
・こちらの議事録やその分析を読むと、安倍総理が事実上の「指示」を出し、八田達夫アジア成長研究所所長、竹中平蔵東洋大教授、山本幸三特区担当大臣らが、役割分担しながらグルになって国家戦略特区諮問会議で結論を急いだ様子がわかる。
http://hunter-investigate.jp/news/2017/05/post-1054.html
http://hunter-investigate.jp/news/2017/05/post-1055.html
http://hunter-investigate.jp/news/2017/05/-15-1118121750.html

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